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転職するなら正社員と派遣どっちがいいの?

現在は、売り手市場と呼ばれるくらい、様々なところで人材が不足しています。一方で、非正規雇用と呼ばれる、いわゆる正社員ではない働き方をしている人々も非常に増えてきています。人材不足で企業側は人が欲しいにもかかわらず、なぜ非正規雇用が増えているのでしょうか。

それは、正社員にはないメリットが派遣やアルバイトにあるからにほかなりません。正社員として働くべきという風潮は、いまだ根強く残ってはいますが、そうした理論ですべてを語れる時代は過ぎ去っています。もしそういった考えを持っているのであれば、一度正社員と非正規雇用のメリットをそれぞれ比較し、本当に自分に合っている働き方はどちらなのかを考えてみると良いでしょう。ここでは非正規雇用のなかでも、代表的な存在といえる派遣社員に焦点を当てて見ていきます。

正社員のメリット・デメリット

正社員のメリット・デメリット

正社員のメリットとしては、なんといっても安定感があるということが挙げられます。
正社員として雇用されると、法律の関係で理由なく解雇されることがないので、突然職を失うという不安からは解放されます。

しかし近年では、正社員として雇用されても、年収や待遇に満足できず、すぐに退職を検討してしまうという方も増えてきている傾向にあります。

正社員という雇用形態に安定性を求めるのであれば、じっくりと企業を選定したうえで、転職活動をおこなうことをおすすめします。

また、同じ正社員であっても、ベンチャー企業か大企業かでも待遇や条件に大きく異なってきます。

もしあなたがサラリーマンとして大きな成功を収めたいのであればベンチャー企業の正社員を選ぶことが望ましいですが、業績によっては昇給や賞与に期待ができないことがデメリットではないでしょうか。

大企業の正社員においては、こうした面では安心できますが、組織が大きい分、自分の意見が通りにくかったり、裁量を与えられる立場になるまでに時間を要したりする場合があります。 また、基本的に、現在の転職市場においては、正社員という雇用形態で雇用されることは難易度が高めとなります。
転職後にさらに転職するといった場合に、再度正社員として雇用というのは難しいかもしれません。

正社員という雇用形態で転職を目指す場合は自身がどのような存在になりたいのか、明確なキャリアプランを描いた上で、企業や職種を選択するようにしましょう。

派遣のメリット・デメリット

派遣社員のメリットは、小回りの効いた働き方ができるという点です。 正社員と同じようにフルタイムで働くことも可能ですが、家事や育児で時間が取れない場合など、時短勤務や週3日の勤務など、ある程度融通がつけられる案件が多いです。 正社員として働いていてもこうした制度を持つ企業は多いですが、業務的に余裕がある大企業に限られてくる場合が多いので、制度として存在していても形骸化してしまっている場合も多々あります。

また、周りの仕事の仕方を配慮すると、なかなかそういった働き方をしたいと言い出せない雰囲気となることもあります。

この点、派遣社員であれば、もともとそういった契約で入社しているので、あらかじめ働けなくなる期間が分かっているというような場合は、非常に適した働き方といえます。 また、派遣会社の多くは、副業を禁止していないという側面もあり、フリーランスとして生計を立てることが最終目標だけれども、安定しないうちは派遣社員としてお金を稼ぐという働き方もできます。

また、正社員と比較して大企業に入社しやすいというのも大きなメリットです。 遠回りにはなりますが、派遣社員として実績を示すことができれば、大企業の正社員として活躍できる機会が得られるかもしれません。

大企業の中には、専門的な技術、特に近年新たに出現したような新しい分野の技術を中心とした従業員を、正規雇用としたがらない場合も多いです。そのスキルのみで食べていきたいけれども入社したい企業があるという場合は、検討する価値のある選択肢です。 しかし、派遣社員は有期雇用であり、契約更新の保証がないというデメリットがあることは忘れないようにしましょう。

突然失業状態になるリスクは、どうしても正社員として働くよりも高いと言わざるを得ない雇用形態です。

また、派遣法の動きにも注意が必要です。近年では、同一の組織で三年以上同じ業務に従事することができないという改正がおこなわれました。

正社員と同じくらいのレベル感で、同じ企業に長い期間派遣社員として従事していた方も多く、当人はもちろん、企業としても混乱を招く事態となっています。

派遣社員として働くということはこうした、契約更新についてもリスクも孕んでいるということを覚えてきましょう。

現在は働き方のスタイルが自由に選べる時代

上記で述べてきたように、正社員として働くにしても、派遣社員として働くにしても、どちらにしてもメリット・デメリットが存在します。

そんな中でも、一昔前と大きく変わったのは、選択肢が多様化されたということにあると思います。

働き方のスタイルが以前と比べて自由に選べるようになった為、自分がどのように働きたいか、どのように生きたいか自分の最適な選択ができるようになってきたのです。

まだまだ非正規雇用への考えが偏っている場合もありますが、自身にとって何が最適な選択か、再度冷静に検討してみることをおすすめします。