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転職をするのに考えるべき優先順位とは?

現在の職場に不満が多く転職を検討している人の中には、なかなか希望に合う求人が見つからない人もいるでしょう。逆に良さそうな求人が多く、どの求人に応募すればいいのか決められない人も少なくありません。そこで重要になってくるのが優先順位です。ここでは転職の際の優先順位について解説して行きます。

全ての希望が叶う求人はまず見つからない

全ての希望が叶う求人はまず見つからない

希望する全ての条件を満たす求人を見つけるのは困難ですが、優先順位を付けることでできるだけ希望に近い求人を探せます。

希望する条件に優先順位を付けてみる

転職を検討している人は、何かしら希望する条件があって求人を探すでしょう。残業が多すぎて転職を検討するのであれば、残業が少なめの職場を希望することが多いです。給与に関して不満があるのなら、現在よりも給与水準の高い職場を求めます。企業規模が小さいため自分が活躍できていないと感じている人なら、規模の大きな企業への転職を希望するでしょう。こういった希望する条件は、通常1つだけではありません。転職を決意するくらいなら、転職先に希望する条件がいくつもあるはずです。

しかし全ての条件を満たす求人はほとんどないのが現状で、何かを妥協しなければなりません。ただし、妥協する条件の選択を誤ると転職に失敗してしまいます。漫然と求人を探していると、希望する条件がいくつか揃っている求人が見つかるでしょう。希望する条件がだいたい揃っているという理由で、選んでしまうと失敗してしまう可能性が高いです。

失敗しないためには、何を妥協するかは優先順位を付けた上で決める必要があります。実際にメモ用紙などに希望する条件を書き出してみましょう。例えば「月の残業10時間以内」や「従業員数1000人以上」、「基本給30万円以上」のような具合です。そして、書き出した条件に対して順位を付けます。そうすると、自分の希望が明確になって行くでしょう。

譲れない条件と削っても我慢できる条件に分ける

優先順位を付けたら、今度はどうしても譲れない条件と妥協できる条件に分けてみましょう。主に下の順位の条件で削っても我慢できる条件が多いでしょう。分けている途中で順位を入れ替えても構いません。どうしても譲れない条件だけに絞って求人を探してみると、意外と多く見つかります。給料や残業時間など数字で表せる条件に関しては、どうしてもこれ以下ではだめだというラインと、このくらいを希望するというラインの両方を設定しておきましょう。

条件の書き出しや順位の設定などの際に注意しなければならないことは、現在の職場の不満だけにとらわれないことです。現在の職場である程度満足していることに関しても、条件として書き出して優先順位を付けなければなりません。

優先順位を付けるメリット

優先順位を付けることで、転職活動にどう役立てられるのか説明して行きます。

応募すべき求人を見つけやすくなる

優先順位を特に付けず求人を探すと、一見自分に合いそうでも、イマイチな条件のところしか見つからないことが多いです。運良く採用されてもあまり長く続かないでしょう。こうなってしまえば、短期間のうちに何度も転職を繰り返すことになってしまいます。転職を繰り返している人の場合、現実的に考えてどんな条件なら良いのか自分でもよく分かっていない状態なのかも知れません。運任せのような面が強いとも言えるでしょう。

一方で、優先順位を付ければ自分の求めている条件が明確になります。現実的に考えてできるだけ希望に合う求人を探せるでしょう。優先順位が上位の条件に絞って探した場合に、条件に合う求人が多すぎれば1つずつ下位の順位の条件も加えて探して行くといいでしょう。ある程度絞れて来たところで、1つ1つの求人を吟味して応募するところを決めることをおすすめします。

自分でも気が付いていない潜在的な希望が分かって来る

優先順位を決めたり妥協できる条件を選んだりする過程で、新たに希望する条件が出て来ることもあるでしょう。自分では気が付いていない潜在的な希望が分かって来ることも多いです。潜在的な希望が分かれば、転職で失敗する確率を大きく下げることができるでしょう。これまで何度も転職を繰り返して来た人は、自分の潜在的な希望が分かっていなかった可能性が高いです。優先順位を付けるだけでなく、1つ1つの条件に関して順位の理由も考えてみるといいでしょう。自分の求めている職場のイメージがより鮮明になります。

また、自分の潜在的な希望が分かることで、自己分析にも役立てられるでしょう。自己分析がなかなか上手く行かない人もで、希望する条件の優先順位付けを済ませてからだと、上手く行くことが多いです。志望動機などを考える上でも役立つでしょう。優先順位が上位の条件は志望動機の基礎になっているとも言えます。

まとめ

転職で失敗してしまう原因の多くは、何を優先すべきか自分で分かっていないことです。優先順位を設定せずに、何となく応募する求人を決めてしまうとなかなか自分に合う職場にありつけません。希望する条件に優先順位を付けて妥協できる条件なども決めた上で応募する求人を探しましょう。希望する条件全てを満たす職場でなくても、大きな失敗は避けられます。