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どこまで決めておくの?引き抜きによる転職の注意点について

引き抜き、ヘッドハンティングという言葉はよく聞きますが、もし自分がヘッドハンティングされたらどうするか考える人は少ないでしょう。現在の会社を続けたいと今は思っていても、提示された条件がとても良かったらどうでしょう。今回は引き抜きをされた際の注意点や、ヘッドハンティングがもたらす結果について解説していきます。

どの様な人が引き抜きの対象となるのか

どの様な人が引き抜きの対象となるのか

引き抜きの対象となる人は一体どのような人なのか。一般的なイメージとしては、バリバリのトップセールス社員が、他社の営業部に引き抜かれたり、より大手から声がかかると言ったところでしょう。しかしながら、実際はそのような理由ばかりでもないようです。

マネジメント能力が鍵

チームを指揮するマネジメント能力は仕事の技術と並んで高い評価を受けます。実際に営業力などの仕事の技術が同等の人でも、引き抜かれる人と引き抜かれない人がいます。これは、マネジメント能力を買われたと言って良いでしょう。 社内のシステムを構築していたり、大きなプロジェクトをチームで協力して問題なく運用したり。予算やスケジュールに合わせた事業の運用が出来る人は、その分野の技術力・知識力などと並行して、プロジェクトマネジメント能力を要因に引き抜きの声がかかる可能性があります。年齢的には25歳~34歳が7割ほどで、若いうちから力のある人材を引き入れたいという狙いもあるようです。

誘われ方は?

実際に引き抜きの声がかかる時は、どういったきっかけや、シチュエーションなのでしょうか。多いパターンとしては「飲み会」「電話」「雑談中」です。飲み会や雑談中はカジュアルな話が弾み、話す方も聞く方も少し気分が緩んでいるため「話しやすい」と言った理由が主です。また、フリーの時間で話しているため、時間の制約も少なくなります。 最初は軽く「うちに来ない?」と冗談とも思わせるような状況で軽く流すと、その後電話で正式な申し込みがある、ということもあるようです。多くが現在の取引先から声がかかりますが、ストレートに強気で誘ってくるようです。

引き抜きされる際の注意点

引き抜きをされると、困ってしまってしまう反面、自分の能力が評価されたことに喜びを感じるでしょう。残るか移るかで悩んでいる際に参考にしたい注意点をご紹介します。

美味しすぎる話は要注意

日常生活でもそうですが、「うまい話には裏がある」ということもしばしばあります。引き抜きを打診されたことに、喜んできちんと条件を確認しないと後から「そんな条件は聞いてない」というトラブルが起こりかねません。実際に自分がやりたい仕事ができるのか、福利厚生、給与面など丁寧にすり合わせを行いましょう。

条件は入社前に交渉

入る前に休みやお金のことは聞きにくいと感じる人もいるかもしれません。しかし、給料や福利厚生の話は入社前に決着を付けてからが良いでしょう。入社後に実は給与面ではメリットがなかったり、逆に年間休日が減る、残業が増えるなど考えてもいないところで弊害が出てきてしまうことがあります。前の会社をやめてしまっていたら、戻ることもできません。自分の好きな仕事だから、とすぐに飛びつかず、現実的な面でもしっかり検討することが必要です。 引き抜きをされると「自分は評価されるべき人材なのだ」と自信がわいてきます。人は浮かれてしまうと正常な判断ができません。褒められたら嬉しくて、是非新たなスタートを切りたいと考えてしまうでしょうが、一度冷静になって現状を整理してみましょう。

決断の判断材料

先述のように、引き抜きに関しては良いことばかりではありません。それでは、引き抜きの際に条件面での交渉をする時は何を考えたら良いのでしょうか。

就業環境

新しい職場では、就業環境として相談できる仲間や上司がいない状況が始まります。自分がどの様な立ち位置で、引き抜き先に行くのか確認しましょう。他の人が降格され、自分がもしそのポジションを奪うことになっていると、社内からの反感が生まれているかもしれません。このような環境で自分がやっていけるのか、考えましょう。

福利厚生と給料

休日や給料の条件は詳しく聞きましょう。残業時間、交通費に関して、休日出勤の扱いや、手当が付くのか。後々のトラブル回避のためにも情報をすべて集めて、判断材料としましょう。また、忘れてしまいがちなのが、取引先の経営状況です。近年は大手企業も経営が苦しくなっています。引き抜かれてすぐに倒産、なんてことが無いよう何のために引き抜かれるのかをチェックしましょう。仮に業績回復のためだと、自分のしたい仕事がさせてもらえなかったり、過酷な労働環境に置かれたりすることも考えられます。給料や休みなど、総合的に判断しましょう。

まとめ

今回は企業からの引き抜きがあった際の注意点についてご紹介しました。転職は人生において大きな転換点です。仕事内容だけでなく、福利厚生や就業環境まで細かく情報を集め、判断を焦らないよう注意しましょう。 冷静さに欠く行動は、良い結果を生みません。引き抜きにあっても、現在の会社に残った方がメリットが大きいなら丁重にお断りしましょう。自分の将来を安易に決めてしまわないよう、熟考した上で決断を下すようにしてください。