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一般常識を意外と理解していないと大変!転職の際に出題される問題とは?

転職において、一般常識問題を解くことをマストとしている企業があります。履歴書、面接では十分に実力を発揮出来たと思ったのに、一般常識が思うようにいかないと心配になりませんか?採用における一般常識問題の重要度などにもふれながら、一般常識問題対策をお伝えします。

転職において一般常識問題は合否を左右するアイテム?

転職において一般常識問題は合否を左右するアイテム?

転職先の企業が、なぜ人材を採用するのかを考えてみましょう。

企業は、その人に利益を出す即戦力となってほしいと思っています。もしも一般常識が解けないからといって、その人を不採用にするでしょうか。そんなことはありません。では、なぜ一般常識問題をわざわざ解かす必要があるのでしょう。

一般常識問題はその人の潜在能力の1つとしての評価材料にすぎない

その人が仕事をするにあたり、これだけは解けておいてほしいという意味が一般常識問題を実施する理由に込められています。

例えば、営業の場合で、漢字一文字が違っているだけで、取引先の評価が下がり、売れるはずだった商品が売れなくなることもあります。逆に、四字熟語を会話の中で用いる営業であったために、大きな商品を売ることが出来るといった事象もあります。

一般常識の中には、SPIなど適性を見るタイプのものがあります。企業は、一般常識問題を課すことで、その人の潜在能力も見ているといえそうです。

社内の相対評価につながる

転職における一般常識問題は、テストを受ける社内の人のスコアと比較することで、相対評価にもつながります。企業によっては、平均点が高いところもあるでしょうし、平均点が低い場合もあります。

例えば、経理の職種で時事問題の点数が低くてもあまり問題はありません。職種に直接関係ない科目において、平均点が低い場合は採用されるでしょう。どのあたりに採用基準を設けているのかは、企業によってばらつきがあるのでよく勉強しておきましょう。

さらに、一般常識問題が悪くても、履歴書、職務経歴書、面接などでの総合評価で採用ということもあり得ます。出来ていればなおよいけれど、出来ていなくても採用にはさほど影響はないと思っておいても大丈夫です。

一般常識やSPI~繰り返し練習することがコツ

転職活動をする中で、一般常識問題と、SPI問題集などに分かれていることに気付きます。一般常識問題と、SPIの違いは一体何なのでしょうか。

・一般常識

国語、数学、英語、社会、理科、文化、時事問題など幅広い出題範囲が設定。

・SPI

言語と非言語に分かれている。言語は国語、非言語は数学や計算になる。中学校~高校卒業レベルの問題。事務職やシステムエンジニアなどの場合、長時間同じ作業をすることもあり、そのための集中力や忍耐力なども測定できる。 一般常識問題やSPI問題は同じ問題が本番で出題されることはほとんどないのですが、問題形式は同じです。沢山の問題をこなしておくことで、感覚的にわかるようにしておくことが出来ます。

・一般常識が出題される業界は?

一般的にTV局、新聞社、雑誌社などで出題される傾向が高いようです。一般常識が出題されるのは企業によりけりです。1つの業界だけでなく、複数の業界で同じ職種を受ける場合などは、一般常識問題対策もしておいた方がいいといえそうです。一般常識の問題対策とSPI対策を両方まんべんなく勉強しておくことをおすすめします。

どんな問題が出るの?具体的な問題とは

SPIの例を見てみましょう。問題自体はそんなに難易度は高くないのですが、制限時間内に、正確に解き続ける集中力も試されるようです。

  • 例題:「才能、画才」これと同じ関係にあるのは?

    A:熊、動物 B:惑星、火星 C:チーズ、牛乳
    →答えはB

  • 例題:「provide」同じ意味を表すのは次のうちどれ?

    A:order B:supply C:apply D:receive E:conceal
    →答えはB

【計算問題】
  • 例題:ある品物に、定価の2割引で売っても、原価の4割の利益が得られるように2450円の定価をつけた。原価は次のうちいくら?

    A:1240円 B:1320円 C:1400円 D:1480円 E:1560円 F:1640円 G:1720円 H:1800円
    →答えはC

【一般常識の具体例】

一般常識の問題例をみてみましょう。

  • 例題:「三人寄れば文殊の〇〇」〇〇にあてはまるのは、次のうちどれ?

    A:愚痴 B:知恵 C:言訳
    →答えはB

  • 例題:FTAとは次のうちどれ?

    A:経済連携協定 B:関税および貿易に関する一般協定 C:自由貿易協定
    →答えはC

  • 例題:「Do you have the time?」意味は次のうちどれ?

    A:時計をお持ちでしょうか? B:時間ありますか? C:何時ですか?
    →答えはC

  • 例題:推古天皇の摂政として、内政や外交をつとめ、604年に日本最初の「憲法十七条」を制定したのは次のうち誰?

    A:物部守屋 B:蘇我馬子 C:聖徳太子
    →答えはC

  • 例題:発展途上国に対して、先進国が行う経済的援助は次のうちどれ?

    A:ODA B:NGO C:WTO
    →答えはA

  • 例題:日本漢字能力検定協会が定めた2017年の漢字一文字は次のうちどれ?

    A:北 B:安 C:乱 D:税
    →答えはA

一般常識が悪かったことによる評価の減点を防ぐことがコツ

一般常識が高得点な場合でも、必ず採用につながるとはいえません。しかし、一般常識があまりにも無いと判断されてしまうと、仕事の遂行上問題がある人物だと評価されてしまうこともあります。常に一般常識を磨くように普段から、読書やニュースで知識を得ておきたいものです。