近年増加中のweb応募について｜web履歴書の写真はどうやって送るの？

近年では、転職活動の際に一切紙の履歴書を使用しないケースも増えてきています。場合によっては、面接すら電話やスカイプのみで行い、対面での面接は1回も行わない場合もあるくらいです。インターネットの発達に伴い、従来の人事選考のカタチが徐々に変わりつつあります。

この傾向はとくにIT関連の企業で顕著に見られます。こういったケースでの書類選考は、履歴書や職務経歴書は電子データとして提供します。また、証明写真も、電子データとして送付することになります。この証明写真を電子データで送付するという行為が、慣れていない方にとってはどうすればよいかわからないという場合もあるのではないでしょうか。企業側のニーズに合わせて、電子データでの証明写真を作成する方法もいろいろと出現しています。

写真屋さんにお願いする方法について

もっとも無難で堅実なのが、写真屋さんで写真を撮影してもらい、その電子データをもらうことです。電子データはCD-Rなどに格納してもらう場合や、インターネット上からダウンロードする場合があります。いずれにしても、自分の環境で利用できなければ意味がありませんので、事前に写真屋さんに確認を行い、どういった形式で提供していただけるのか確認するのがベターでしょう。

写真屋さんに写真を撮影してもらうメリットは、なんといってもクオリティの高さです。

プロによるカメラ撮影技術を提供してもらったうえで、画像加工もしっかりしてもらえるので、就職活動・転職活動に最適な写真を用意することができます。デメリットとしては、さすがにプロの方に動いてもらうことになりますので、コストはそれなりにかかります。しかし、電子データが手に入りますので、コンビニで出力も可能、Webを利用した応募の場合はそのまま送付すればいいだけと、長い目で見るとおトクと言えるかもしれません。

スピード写真を利用する方法について

次にスピード写真を利用する方法です。コンビニや駅などに設置してある個室型の撮影ブースのことを指します。ブースに入室して、料金を投入、後は画面の指示に従って操作すれば簡単に証明写真を作ることができます。色味や明るさの調整も機械が自動で行ってくれるので、手間もかかりません。まさにスピード写真というわけですね。

しかし、これをWebの履歴書に応用するとなるとややハードルが高い話となってしまいます。現在のスピード写真は専用の用紙にプリントされたものを排出する形のものがほとんどなので、これをWebで送付できる状態にするには、スキャナーを利用して電子データに変換する必要があります。この際に、どうしても画質としては落ちてしまうことになるでしょう。また、機械を相手に撮影する方法ですので、人にはよりますが、表情が不自然になってしまったなどという場合もあるようです。

スマートフォンやデジカメを利用する方法について

次に、スマートフォンやデジタルカメラで写真を撮影する方法をご紹介します。近年では、スマートフォンやデジタルカメラの性能も高くなってきており、プロのカメラマンやスピード写真と比較しても遜色のない証明写真を作成することもできるようになりました。

写真屋さんやスピード写真と比較しても安価ですし、一度撮影した画像データは使い回せますので経済的にも助かります。ただ、写真データの撮影の際は、できるだけ自撮りではなく、他の人に撮影してもらうようにしましょう。この方が、仕上がりが自然になり、好印象を持たれる証明写真を作りやすいのからです。

また、スマートフォンを利用して撮影した写真データは、手元のパソコンでいくらでも加工ができますが、あまり加工をし過ぎると不自然になることが多いので、明るさやカラーバランスの調整にとどめておくのが無難でしょう。ちなみに、紙の履歴書に貼付する必要がある場合は、コンビニにて証明写真のフォーマットにあわせてプリントアウトできるサービスも存在しています。

流れとしては、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真データをインターネットサービスにアップロードし、トリミングを行って予約しておくという流れです。コンビニのプリントサービスを利用してプリントアウトができるというものです。とてもお手軽なので試してみてもいいかもしれません。

スーツ着用で清潔感をしっかり演出すること

言うまでもないことかもしれませんが、写真データの準備の仕方以前に、被写体自体に清潔感があり好印象を持たれることの方が遥かに重要となってきます。スマートフォンでの撮影やスピード写真の場合、フォーマルな場所に出向くわけではないのでついつい油断しがちです。しかし、履歴書の第一印象ともなる写真なのでしっかりと身だしなみを整えるようにしましょう。