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転職するなら何歳まで?限界年齢について

転職をしたいと考えてはいても、今の自分の年齢で自分の希望通りの転職先を見つけることができるか不安があります。 自分の今までの職歴、スキルなどを生かすことが出来て、なおかつ給料もアップといったように、転職で成功するためには何歳までに転職する必要があるのでしょうか? 限界年齢から、転職するなら何歳までがいいのか考えてみましょう。

転職にあると言われている限界年齢

転職にあると言われている限界年齢

転職するには、限界年齢があると言われています。 何歳でもやる気があれば転職は可能でしょうが、自分の希望通りの転職をして成功するためには限界年齢も意識しなくてはいけないのでしょうか。

転職は早いうちが有利?

年齢と共に積み重ねてきたキャリアもスキルもあるはずなのに、転職では中高年層よりも若年層が有利です。 その理由はいくつかあります。 若ければ育成した人材を長く雇用することができます。会社としては一旦育てた人材があっという間に定年を迎えてしまってはそこまでその人材に投資した額が無駄になってしまいます。 また若いことのメリットは心身ともに若くエネルギーもあるということです。体力もあり、新しい仕事の吸収も良いので仕事の効率も良いです。 現在の仕事からスキルアップをしたいと考えているのなら、できるだけ早い段階で転職を検討したほうが良いのでしょうか。 例えば新卒で就職をしたけれど、自分の能力がもっと生かせる職場があるはずだと転職を考えてみます。 採用する企業側からして、新卒から1年程しか働いていない状態では転職先で同じような実績が出せるかどうかも疑わしいです。 やはり前職での実績をセールスポイントとするためには、3年ほどの職歴も必要になります。 早ければ必ずしも有利とは言い難いですね。

有利に転職するためのリミットが限界年齢

限界年齢は自分にとって有利な条件で転職するための一つのリミットとして考えてみる必要もあります。 1つ目のリミットは28歳です。 20代というのは就職してから自分のスキルを探すための探索期、30代は20代で見つけたスキルの専門性を極める確立期と言われています。 働き始めてある程度経験を積んでいて、かつそれからまだ成長できる20代後半というのは、転職先を探すにもニーズの高い年齢だということです。 2つ目のリミットは35歳です。 すでに自分のキャリアも築き始めていて、転職をしたとしても即戦力となれる人材です。 職種によってはこの年齢を上回っていたとしても十分に転職可能です。 必ずしも当てはまるわけではありませんが、限界年齢は自分が転職を考えるひとつのものさしとしてみても良いですね。

実際には何歳まで転職できるのか?

某転職会社の調査によると、2016年下半期の転職成功者の平均年齢は32.5歳です。年齢の内訳では25~29歳が35.8%と一番高く、30~34歳が25.1%、40歳以上も16.2%です。さらに40歳以上の転職者の83.4%はすでに過去に1回以上の転職経験があります。 この調査結果から分かるように、限界年齢以上の年齢でも転職で成功することはできます。

35歳以上で転職成功できる理由とは?

現在は労働人口が減少していますので、20代という若年層に限らずに採用していかないことには、企業自体が人材不足なのです。 そして培ってきた豊富なキャリアや、ビジネススキルをすでに持っている30代40代を企業側が即戦力として求めているからです。 そのため35歳以上の転職でも成功を収めることができるのです。

業種によって異なる転職年齢

平均でみると32.5歳ですが、実際には職種によって転職年齢の平均は異なります。 事務、販売、営業職では経験や専門性が必要ないため25~29歳の転職者が多いです。 ITの技術職では即戦力として使える30~34歳に需要が高く、企画やマネジメントではすでにキャリアがある30代40代の人材が求められています。

限界年齢はもはや存在しない

限界年齢は、転職においてあまり関係がなくなってきているのが現状です。 現在は売り手市場が続いているというのも、限界年齢を過ぎていても転職が成功できる理由となっています。企業側の求める求人よりも、実際の人材のほうが少ないからこそ、自分の理想にあった転職先を有利な条件で見つけることができるのです。 会社によっては中途採用の上限年齢が定められていることはあります。雇用対策法上では、年齢制限の禁止をすることはできません。表向きには年齢制限をしていないが、受けても採用されないということも勿論あります。自分の能力とは関係なく条件に当てはまらないことが理由で希望の職種に転職できない可能性もあるのです。 ですがその一部を除いては、人材を採用する時に必ずしも年齢を判断基準にしなくなってきています。年齢だけではなく、そのスキルに重きを置く傾向があります。 つまり若ければ必ずしも有利に転職できるというわけでもないですし、年齢で転職を諦めなくてはいけないということもありません。

転職には年齢よりもスキル

年齢関係なく転職を成功させるためには、限界年齢を意識するよりも、自分のスキルを磨くことが重要です。 必要なスキルには2種類あります。1つは専門スキルです。特定の職種で使えるスキルが高ければ、同じ業界での転職にとって非常に有利になります。 そしてもう1つがポータブル・スキルです。このスキルは職種関係なく使えるスキルです。自分自身の特性ともいえるスキルを身に付けておけば、いざ別の業界に関心を持った時にもすぐに活用できますね。 どちらのスキルも身に付けることで、年齢関係なく転職を有利に進められます。

まとめ

転職をする時に年齢はそれ程重要視する必要はありません。 ただし転職を有利に進めるためにも、現在の職場でキャリアとスキルを磨くことは大切ですね。