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輸送用機械
自動車部分品・附属品製造業
【自動車部分品・附属品製造業 業界動向】
 自動車部品はトヨタや日産といった完成車メーカーに直納される新車用の組付用部品と補修用部品に分けられ、エンジン部からクラッチ、計器、空調、カーステレオなどその種類は多岐にわたる。自動車の生産台数や保有台数の変化が収益に大きく影響する業界であり、不況によって国内需要が伸び悩む中、厳しい状況が長年続いている。

 かつては完成車メーカーの系列業者から納品する流れが主であったが、経営のコストダウンを図る上で、最近では独立系のメーカーあるいは系列にこだわらない形での調達を行う傾向が強くなっているようだ。

 経済産業省の「平成16年工業統計調査」によると、「自動車部分品・附属品製造業」の事業者数は8798(従業者数4名以上)とやや減少傾向にあるものの、年間出荷額は約21兆2900億円と、年々数字が回復している。

 景気に下げ止まり感が出てきたとはいえ、急激に需要が回復する要素もないために当面は緩やかな生産台数の上昇を望むしかないと思われるが、自動車リサイクル法も既に施行されていることから、部品メーカーにとっても時代の流れに合わせる形での技術開発を進め、流通を再び活発にするための努力がこれから求められていくことになる。

 低燃費のハイブリッドカーや近い将来導入が見込まれる電気自動車など、クルマ社会の新しい可能性も徐々に開かれつつある。欧米では既に普及が進んでいるエタノールを燃料にした車についても国産メーカーが開発に着手しており、国内で広く販売される時期もそう遠くないと思われる。

 エタノールは植物から抽出するため、原油価格の高騰に対応できるメリットも大きい。排ガス規制をはじめ環境への配慮が大きな課題として突きつけられている業界だけに、新しい技術をいかに少ないコストで商品化できるかが問われることになる。

 近年、完成車メーカーの海外での生産量は拡大し、現地調達で部品をまかなう比率も年々高くなる傾向にある。そのため取引先からの要望に応える形で海外進出を行う部品メーカーは増加しているが、資金力に乏しく単独で設備投資を行う余裕のないメーカーも多いため、系列を超えた経営統合で財務基盤強化を図る動きが加速している。企業価値向上を画策する投資ファンドなどが出資先の複数の部品メーカーに統合を促しており、今後も業界再編の動きから目が離せないところだ。

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