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映像・音声・出版
広告代理業
【広告代理業 業界動向】
 日本標準産業分類によると「広告代理業」は、「主として新聞、雑誌、ラジオ、テレビその他の広告媒体のスペースまたは時間を当該広告媒体企業と契約し、依頼人のために広告することを業とする事業所」と定義されているが、最近ではパソコンや携帯電話といった新しいメディアへの対応も急速に進んでおり、業界としての可能性はさらに膨らんでいる。

 総務省統計局の「サービス業基本調査」によると、平成16年現在の「広告代理業」事業所数は8586ヵ所と、平成11年の調査で1万ヵ所を割り込んだ後も減少が止まらない。平成16年の年間収入額は約8兆3000億円で、平成11年に比べて約5000億円の減収となっている。しかしここ数年においては、景気の回復傾向やアテネ五輪効果、人気タレントや動物を起用したCM人気などで市場が活性化しており、全体の広告費にも回復の傾向が見られているようだ。

 最近では特に消費者金融業のCMや広告が目立っているように、広告の露出頻度が各業界の成長度合いを見る目安になるとも考えられる。またCMから新しいトレンドが生まれていくことも多く、商品の売れ行きや業界の動向と大きく関係する部分が強いのがこの業界の特徴である。今後は既存のメディアだけでなく、パソコン、携帯電話といった発展途上にある分野をどういう形で開拓していくかにも注目したい。テキスト、静止画、動画、音声とあらゆる表現要素を含んだメディアであるだけに、もともとこの分野の専門度が高い業者にとってはこの先、大幅な収益の増加にもつながる市場環境が期待できそうだ。

 地方発のテレビCMというのは何かと話題になる事が多いが、逆に地方に向けたスポットCMの提供によって業界を活性化させようという動きが大手広告代理店の主導で始まっている。インターネット上に公開された音声、コメントなどの素材を広告主が自由にカスタマイズし、放送地域も指定できるというもの。通常に比べて低いコストでの放映が可能であるため、宣伝に多額のお金を掛けられない地方や中小の企業に対しても広告需要を促す期待につながるといえる。ネットによる販売という便利かつ斬新な手法がどれだけ実を結ぶかにも注目したい。

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