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転職の際に、希望する業界の動向を知る事はとても重要。業界トレンドナビでは、多種多様な業界の最新情報を集めました。さっそく業界トレンドをチェック!

大規模小売
家電量販店
【家電量販店 業界動向】
 戦後間もない頃の「ラジオ商」をはじまりとして、白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機が「三種の神器」といわれた昭和30年代の家電ブーム以降、家電の販売店舗は着実に増えていった。その後、百貨店やスーパー、ディスカウントストアといった異業種による積極的な取扱いもあって、家電の小売は多様化へと向かうことになる。

 その後、価格競争が一層の進展を見せ、メーカー側が希望小売価格を出さない「オープン価格」へと移行する傾向が顕著になったことで、市場はますます安売りを経営の身上とする新興勢力に有利な状況へと変わっていく。

 さらにはインターネットを通じた無店舗型販売サイトも価格的魅力から需要を増やしており、DVDレコーダーやプラズマテレビといったデジタル家電の普及も進む中で老舗の量販店にとっては、「より良い品をより安く売る」という販売形態が広く受け入れられている時代の波に完全に押された格好となった。業界再編などの理由で会員数が減少した日本電気大型店協会(昭和47年設立)が平成17年に解散したニュースは、この業界に新たな枠組みが求められていることを象徴する出来事である。

 かつて、家庭にとって高級家電の所有はいわゆるステータスシンボルであり、経済成長に伴ってある程度の金銭的負担も厭わない消費行動が多く見られた。しかしひと通り物が揃い、新規ではなく買い替えを目的とした家電の購入が主流になると、今度は商品の性能に見合ったコストかどうかを見極めて買うものを選ぶようになっていった。不況による個人消費の落ち込みも手伝って、必然的に消費者の興味が価格要素へと向いていったこともある意味、やむを得ない流れだったのかもしれない。

 技術の進歩によって次々と、より便利な新モデルの商品が発売される家電業界だが、薄型テレビやDVDレコーダーは五輪やW杯といったスポーツイベントに合わせて売上が伸びるなど、話題や流行需要効果が多いという特徴もある。ポイントカードや割引サービス、懸賞イベントなどの企画展開については今や多くの店で実施されており、魅力としては薄れつつある認識となっている。顧客に対する付加価値において他社とはっきりした差別化が図れるかどうかが、店舗としての個性をアピールする上でも非常に大事なポイントとなるであろう。

 品揃えや価格競争力で優勢な大手家電量販店が全国各地への積極的な出店で攻勢を強める中、迎え撃つ地元の家電量販店も住居関連のサービスと組み合わせた家電販売に活路を見出そうとしている。エアコンや台所家電などのクリーニングや、高齢者向けに販売員を出張させてデジタル家電の操作方法を説明するサービスの充実など、顧客との関係を強化することで家電需要への波及を狙う。また住宅リフォーム時に家電を新調するケースが多いことに着目し、家電販売との複合サービスとして受注を伸ばす量販店も出てきている。また玩具を取り扱う店舗を増やし、子ども連れの来客増加を目論む店舗もあるなど、今後も様々なサービスとの組み合わせや特色を出した品揃えで大手との差別化を図り、年々競争の激化する家電業界での生き残り策を模索する動きは増えそうである。

 「Windows Vista」の一般向け発売(07年1月30日)による、パソコン本体をはじめとした需要への期待感は大きい。発売日こそ深夜営業等の効果で大きな関心が集まっていたものの、実質的な需要動向の目安はVistaを搭載した本体の売れ行きであり、XPからの移行がスムーズに進むかどうかによる影響も大きい。しかし多くのユーザーがXPを使い慣れているせいもあって、Vistaに対するニーズがそれほど高くないと思われる点は気掛かりとなる。市場の急激な活性化までは難しいかもしれないが、長期的に見ればOSが徐々に移行していく中での需要は確実なだけに、年度替わりとなる春先などの商戦における各社間のPR合戦や価格競争が注目される。

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