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転職サイトPROSEEK > 転職コラム > キャリアデザイン発想法 > 2.3 動機づけ(モチベーション)要因

キャリアデザイン発想法(生き方ルールブック)

2自分自身の棚卸

2.3 動機づけ(モチベーション)要因(何が自分を動機づけるのか)

どんなに能力の高い人でも、モチベーションが低ければ、そのことを為し遂げることはできません。それは、資格をとることでも、仕事の成果を上げることでも、より良い人間関係を作ることでも、すべて共通です。

モチベーションは、例えば何か目標が定まれば自然に高まるようなものではありません。もちろん、新しい目標を設定した直後はそれなりに高いモチベーションを感じるかもしれませんが、そのまま放置しておくと、時間の経過と共にモチベーションは低下していきます。

高いモチベーションを維持するには、その人なりに自分のモチベーションを高めるための工夫や仕掛けが必要になるのです。

一般的に人のモチベーションを高めるための工夫、仕掛けには次のような事柄が考えられています。

(1)M=f(N×P×I)[ただしI=1−P] (動機づけの強さは欲求と成功の主観的確率と対称の魅力の関数である。ただし確率と魅力は補数の関係(片方が高くなると他方が低くなる)である)

何かに取り組もうとしたとき、そのことをどれだけ強く望んでいるか、求めているか、これが欲求です。人が持っているから自分も欲しい、周りの人もやっているので何となく自分もやってみようか、これでは、その人の欲求は低レベルです。これではそのことに対する動機づけは高まりません。

自分のモチベーションを高める第1の要因は、自分の強い欲求を自覚することです。自分は本当は何を欲しているのか、何を求めているのか、何を必要としているのか、それを確認することができれば、高い動機づけを維持するための1つの条件を満たすことができます。次に、その欲求を充足するためにはどのような具体的目標や課題を達成すればよいのかを考えます。この時に、先の関数に従うならば、同時に2つのことを考えなければなりません。1つはその目標や課題の魅力です。その目標・課題達成は考えただけでも楽しくなる、その目標・課題を追及している自分を想像するとワクワクする、こうなると、その目標・課題はかなり魅力的だということになります。

しかしもう1つの条件があります。どんなに魅力的な目標・課題でも、今の自分にとっては高嶺の花で、とっても自力では手が届かない、どんなに頑張ってもその目標・課題達成は難しいだろうと考える限り、その目標・課題の達成確率は低すぎて、結果的にモチベーションは高まりません。

逆に、今の自分にとっては易しすぎる目標、簡単すぎる課題では、その達成確率が高すぎて、同じくモチベーションは高まりません。

結論から言うと、その目標・課題ができるかできないか、今の自分には五分五分だというのが最も動機づけを高めます。

さあ、何はともあれ、ものような思考プロセスで自分の欲求、魅力度、達成確率を考えながら、新たな目標・課題を設定してみてください。

(2)動機づけ衛生理論

その時に、もう1つ考えて欲しいのがこの理論です。

今、自分が欲していること(資格でもお金でも仕事でも)はそれが不足しているからそれを補いたいのか、それは十分持っているけれどもさらに今以上欲しいのかを考えてほしいということです。前者を動機づけの衛生要因、後者を真の動機づけ要因と呼びます。

前者は、ある程度充足すればそれで十分なのです。それ以上追求してもモチベーションは高まりません。者は手に入れても手に入れても満たされないままなので、高いモチベーションを維持することができます。

さあ、自分が今、欲していることは衛生要因なのでしょうか、動機づけ要因なのでしょうか、そこのところを見極めることが大切です。それは結果的に自分のホンネを正しく理解、認識することにもつながりますので、是非、自問自答してください。

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