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キャリアデザイン発想法(生き方ルールブック)

2 自分自身の棚卸


2.2 価値観(自分は何を大切にしているのか)

 価値観には大きく分けて2つの側面があります。1つは欲求の集大成のような側面、もう1つは自分にとって何が価値があるのかを評価する基準です。

 (1)欲求群としての価値観

前回取り上げたように、人にはさまざまな欲求がありますが、それらの欲求を仮に似たものどうしをくくると、群としての欲求のまとまりができます。例えば経済的に豊かになることに関係した欲求群とか、社会の中で認められることに関連した欲求群とかです。またこれらの欲求は短時間ではあまり変わりません。また少しの環境変化ではあまり影響を受けません。つまりそのような一過性の弱い力では変わらないだけの一貫性を持っているということです。
 1つひとつの欲求ではなく、こうして欲求の群どうしを比較した時に、ある群の欲求が他の群の欲求に比べて強いとき、それらのあるまとまった欲求は、その人にとって非常に価値の高い欲求であると言うことができるのです。
 また自分はこのような欲求群が強いのだと言う時に、それは自分にとってかけがいのないものであり、それの実現、獲得は人生の中で大きな意味を持ってきます。これが、その人の人生における価値観を形成するのです。

 (2)価値判断基準としての価値観

人生は選択の連続だと言われます。いつでも右の道を選ぶか、左の道を選ぶか、選択を迫られます。このような分岐点に立たされたとき、人は何らかの判断、意思決定をしてどちらかの道を選びます。この時、人により、場合により、さまざまな判断の仕方が現れます。ただし、ここではサイコロを振って決めたとか、何も考えずにエイヤッと決めたというのは除きます。あくまでも自分なりに考えて判断、意思決定した場合を想定します。
 人は選択をする時に、どっちを選ぶ方が得だろうか、どっちの方が楽だろうか、どちらが本当の自分の気持ちに近いのか、人はさまざまな判断のよりどころを探します。しかし、どのようなよりどころを選んだとしても、結果的に判断し、意思決定した選択は、自分にとって何らかのプラス要因がある方を選んだはずです。このように、自分が最終的にプラスだと言う判断をして選択をした根拠が価値判断基準です。
 このような判断、意思決定をしなければならない「分岐」は人生のさまざまな場面であり、時には今までと異なった価値判断基準により判断、意思決定をすることもあります。しかし、過去の多くの判断、意思決定を比べた時に、最も多くそのよりどころとなったような判断基準、別な言い方をすると、多くの場合その判断基準で選択をしているという基準があれば、それはその人の中で一貫性の高い基準であり、それがその人の価値観だと言うことができるのです。

(3)自分の価値観を明確にする

 いずれにしても、自分の価値観を明確にすることは、なぜ自分がこれを選んだのかという根拠を自覚することであり、その選択に対する納得感が高まります。この「自分が納得した選択」ということが非常に大切なのです。
 何となくこっちを選んでしまった、人に言われてこっちに決めた、周囲の人がこちらを選んだので自分も選んだというのでは、その選択に対する納得度は低く、ちょっとしたつまずきでも、もうやめたということになってしまいます。
 「持続する志」と言ったらよいのでしょうか、自分がこっちだと決めたものを、とことん追いかけるためには、なぜこちらを選んだのかという自分なりの根拠の自覚が不可欠なのです。
 キャリアに関わる価値観を点検するには幾つかの切り口で自問自答すると良いでしょう。その切り口とは「仕事の目的(自分は何のために仕事をするのか:何が目的でその仕事を選ぶのか)」「仕事観(自分にとって仕事とは何か:収入のため?社会参加のため?生活の安定のため?等々)」「仕事を通じて何を得たいのか(経験?知識?資格?人間関係?等々)
 このような自問自答を経て、人生のいろいろな選択場面で「何を(あるいはどちらを)選ぶのか」の前に「何故それを選ぶのか」ということに対する自分の判断、意思決定のよりどころ、基準を明確にしていってください。

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