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キャリアデザイン発想法(生き方ルールブック)

2自分自身の棚卸

2.8 人生のコアコンピタンス(これからの人生を支える最大の要因)

(1)コアコンピタンスとは

自分自身の棚卸の最後は人生のコアコンピタンスの確認です。コアコンピタンスというのは経営用語で、「自社の競争力の源泉」「最大の差別化要因」といった意味合いで使われます。

例えば研究開発力のユニークさであったり速さであったり、あるいは市場情報の収集力であったり商品企画力であったりとさまざまです。

企業がコアコンピタンスを確認する意味は、他社との差別化を通して競争優位性を獲得しようということと、ユニークなコアコンピタンスが独自の企業価値を創造するからです。ですから各企業は「研究開発型企業」「マーケティング企業」あるいは「本業回帰」のような言葉を使いながら、コアコンピタンスを明確化、強化しようとしているのです。

私達も社会の一員として多くの人たちと、ある意味では類似した仕事をし、人生を送っているのです。誰もやらない仕事をしたり、誰とも違う人生を生きるということは極めて稀なことです。

そういう中で、自分らしい仕事をし、自分らしい人生を生きたいと考えると、それを実現する根拠として自分のコアコンピタンスは何なのかということを考えなければならないのです。

(2)最大の強みをどのように生かすか

経営用語としてのコアコンピタンスの意味に「自社の最大の強み」という解釈があります。私は最大の強み=コアコンピタンスとは思いませんが、コアコンピタンスを考える1つの糸口にはなるでしょう。

そういう意味では、まず今までやってきた棚卸の中で、特に前節の自分の強みと弱みの分析の中から、自分の最大の強みを再確認することは意味があります。しかし、ここで終わっては意味が半減してしまいます。

コアコンピタンスは最大の強みを生かしきってこそ価値が生じてくるのです。企業経営的な言い方をすれば、自社の最大の強みを生かしきるマネジメントシステムを構築して初めてそれがコアコンピタンスとして機能するのです。

人生の場合も同様です。自分の最大の強みを、自分のビジョン実現に向けて、目標達成に向けて、どうしたら最大活用できるのか、これを考えることがコアコンピタンスを明確化することなのです。例えば最大の強みを自分の職務遂行の中でどのように活用するのか、あるいはそれを仕事以外の場面で活用するのか、まさに生き方の姿勢、ライフスタイルあるいはワーキングスタイルの問題につながっていきます。

つまりコアコンピタンスは個別の強みではなく、強みを最大発揮する「システム」だと考えてください。

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